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東アジア青年交流プロジェクトのブログ

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日中関係と民間交流 鈴木英司氏講演録②

①からのつづき いまは国交正常化45年のなかで最悪の状況。79年の平和友好条約以降、自民党内ではなんとかやってきたのに、民主党政権で問題が発生した。尖閣問題への見通しが甘すぎた。野田首相は、胡錦濤主席に戦略的互恵関係の強化を伝えたわずか2日後に尖…

日中関係と民間交流  鈴木英司氏講演録①

「遠くの親戚よりも隣の他人」どうし仲良くしなければいけないのに日中関係は尖閣の問題でうまくいっていない。「殴られるんじゃないか」という雰囲気さえしている。NPOの調査結果で、中国への印象が「よくない」「どちらかといえばよくない」と答えた日本人…

東アジアとは何か?―民衆中心の東アジアをいかに創るか? 徐勝氏講演録⑤

④からのつづき 東アジアとは日本中心の地域秩序だと考えてもらえればいいと思います。「東アジアとは日本のことだ」と言っている学者もいます。アジアという道をヨーロッパの帝国主義者たちが歩いてつくったとするならば、東アジアという概念は、日本がこの…

東アジアとは何か?―民衆中心の東アジアをいかに創るか? 徐勝氏講演録④

③からのつづき この二重構造のなかで植民地支配が形成されました。差別の問題というのがよく出てきます。差別の根源は非常に長く、根が深いかもしれませんが、今日におけるさまざまな差別の根源は、文明と野蛮の二元的な世界観から生まれていると思います。…

東アジアとは何か?―民衆中心の東アジアをいかに創るか? 徐勝氏講演録③

②からのつづき さきほど主催者が東アジア青年交流プロジェクトについて「世界というのは広すぎるので、まず東アジアだ」というふうにおっしゃいましたが、私はそういう理解の仕方はよくないと思っています。とくに日本にとっては、東アジアの地域概念、歴史…

東アジアとは何か?―民衆中心の東アジアをいかに創るか? 徐勝氏講演録②

①からのつづき 「平和と相生」とレジュメに書きました。共生と相生というのは同じ意味ではありません。私は共生という言葉が嫌いです。共生というのは、生態学的な用語ですが、日本社会において「共生」といっていることにまやかし、詐欺性への怒りを覚えま…

東アジアとは何か?―民衆中心の東アジアをいかに創るか? 徐勝氏講演録①

今、若者たちには展望できる未来というものがほとんどなく、新聞離れを通り過ぎ、テレビも観ない、インターネットも限定されたごく少数とのコンタクトで、それも自分勝手な「つぶやき」に終始しています。新自由主義に対する批判や怒りは通り越して、いまや…

台湾の青年政治運動

張智程さん(台湾国立政治大学法律研究所修士) ――台湾の民主運動はどう展開されていますか? 反メディア独占のデモがおこなわれたり、主要大学で学生ユニオンを結成したり、都市公社による住民強制退去への抗議活動、反原発運動などが盛んです。反メディア…

日朝ピョンヤン宣言11周年のつどい

2013年9月17日 主催:日朝市民連帯・大阪 7月に南北朝鮮でおこなわれた平和行動に参加したメンバーの訪韓報告・訪朝報告を聞きました。訪韓団は7月25日~28日、訪朝団は7月23日~30日の滞在期間で、いずれも7月27日の朝鮮戦争休戦協定締結日に平和行進をして…

新外交イニシアティブ(ND)設立記念パーティー

2013年8月11日 東京 レストランALASKA アカデミー賞を二度受賞したオリバー・ストーン監督とアメリカン大学のピーター・カズニック准教授のトークショー「オリバー・ストーンと語る もうひとつの日米関係」が第一部、第二部で参加者の歓談がありました…

平和の灯を!ヤスクニの闇へ2013キャンドル行動

2013年8月10日 在日本韓国YMCA 今年の催しは、過激な妨害行動が予想されたため会場探しに大変苦労されたようです。在日本韓国YMCAが会場となったことを情けなく思いました。会場は満席になり上階で同時中継を見ていました。韓国の遺族、フィリピンの被害者を…

日中民衆交流の可能性と課題

2013年8月2日 大阪市大社会人大学院公開シンポ 講師は昨年『中国の市民社会』(岩波新書)を著した李妍焱教授。 日中市民社会ネットワーク(CSネット)の代表として中国と日本の市民社会をつなぐ活動をしています。中国吉林大学外国語学部卒業後は共産党中央…